デビルワールドとは
任天堂が1984年に出した単純明快で飽きの来ないアクションゲーム。1ラウンド3部構成になっていて、パックマンのようなドットを回収する面、本を所定の場所に差し込む面、ボーナス面で構成されている。画面が上下左右にランダムにスクロールする。敵だけでは無く壁に挟まれないように注意しないといけない。1P、2Pができる。
デビルの親玉とは戦わない
画面の上部中央にデビルの親玉がいて、体を使ったジェスチャーで画面を上下左右にランダムにスクロールさせる。実際は体を使って指示をしてるだけでスクロールさせてるのは下にいる子デビルである。期待を裏切って親玉とは直接戦ったりはしない。いつ戦うんだろうと期待を持たせておきながら、結局最後まで戦うことは無い。直接手をくださいないという意味ではBOSSらしく卑怯者。
操るキャラは?
かわいい恐竜みたいなキャラクター。普通の状態では攻撃はできない。ひたすら逃げ回る。任天堂の看板キャラのマリオでは無い。脱マリオ路線である。
攻撃もできる
ノーマル状態で攻撃はできず逃げ回るしかないが、ステージ中にある十字架を取ったり、本を取ったりすると火の玉を吐いて敵をやっつけることができる。やっつけると目玉焼きになる。取ると得点が入る。
↓敵をやっつけると目玉焼きになる。
(ドットは十字架を持っていないと取れない。)
謎のソフトクリーム
突然ソフトクリームが4つ出てきます。取ると得点が入ります。
本を挿入するステージ
画面の4隅にある4つの本を真ん中の矢印の先にある差込口に全部挿入するとクリア。本は十字架と同じで取ると、火の玉を吐いて敵をやっつけることができる。
↓矢印のある所へ差し込む
クリアするとコウモリに変身
親玉のボスはクリアするとコウモリに変身してどこかに行きます。
↓
ボーナスステージ
矢印を踏むとその方向に画面がスクロールする。TIME内に出来るだけ本を沢山取ろう。壁に挟まってミスってもボーナスステージが終わるだけで残数は減らない。
↓これがボーナスステージ
このゲームの最大のウリ?スクロールする壁
敵に接触するともちろんミスだが、壁に挟まってもミス。画面がスクロールしてるので壁に挟まらないように注意して移動しないといけない。しかし、ある事をすると、左端から右端、上端から下端という風に、反対側へ移動することができる。これも重要なテクニックだ。しかし移動した先に壁があるとミスになる。
単純明快なルールで飽きない
極めて単純なルールだが、なぜか飽きない。画面がスクロールしてなかったらたぶんすぐ飽きるかもしれない。 このスクロールがあるから戦略的に先のことを考えて動いていかないといけないパズルゲーム的な要素があるから飽きないのだろう。上にスクロールしたり、右にスクロールしたり、これがランダムだから面白い。画面のスクロールが切り替わる直前に、テケテケテッケテー♪と音楽がなる。任天堂には優秀な作曲家がいるもんだ。スクロールしてるときは、ブイーンブイーンブイーン♪と音が出る。これは効果音。効果音はゲームを盛り上げる1要素である。
ラウンド2
壁の色がラウンド1と違う。
↓
炎を吐いてる様子
↓
初めは卵
十字キーをどれか押すとヒビが入って生まれる。自分が生まれたい時に生ますことができる。卵のときは敵に当たっても壁に挟まっても不死身。ゲームを始めるタイミングを計れるのはユニークだと思います。
↓緑色のが卵
↓今、生まれました!!
参考
メーカー 任天堂
発売日 1984年10月5日
値段 4500円
ジャンル ACT